Reminisce about French Renaissance

明治古都館にみるフランスのルネサンス様式と日本的な繊細さの融合

The Meiji Kotokan Hall by Tokuma Katayama

柔らかな日差しに照らされる赤煉瓦の壁。目の前で重厚な雰囲気を纏うこの歴史的な建築物、明治古都館は17世紀フランスのルネッサンス〜バロック様式を取り入れ、1895年に建てられた。現在は一般公開されておらず、展示などは平成知新館で行われているが、その存在感は一切薄れることがない。

明治古都館は当時西洋建築のパイオニアであった片山東熊が設計した。著名な建築家であった片山のデザインからは、当時明治時代であった日本が新しい要素を建築に取り入れようとしていたことが伺える。

夏の終わりの午後、少し秋の色を混じらせた陽の光が、細くきっちりと敷き詰められた赤煉瓦の壁に影を映し出している。豪華なバロック様式に日本人的な繊細な感覚を融合させたこの建物は、圧倒的な存在感を放ちながらも、不思議と周囲と不協和音を生み出すことはない。

Share on facebook
Share on twitter
Share on linkedin
Share on pinterest
Share on email

Collections Under Contrast

京都国立博物館でみる特徴的なコントラスト:平成知新館と明治古都館。
対照的なデザインによって生み出された新たな調和。